このような症状はありませんか?
□ 目が疲れやすい | □ 目が乾く | □ 目がしょぼしょぼする |
□ 目やにがでる | □ ものがかすんで見える | □ 光を見るとまぶしい |
□ 目が充血する | □ 目がかゆい | □ 目がごろごろする |
□ わけもなく涙が出る | □ 目が痛い | □ 10秒以上目をあけていられない |
当てはまるものがある場合、ドライアイの可能性があります。
①生活習慣 |
・VDT(Visual Display Terminals)症候群<別名:テクノストレス症候群> VDTとはパソコン、ゲーム機、携帯電話などのディスプレイ端末機器のことです。 長時間まばたきをせずにこれらのディスプレイを見る作業を続けるとまばたきの回数が減り、ドライアイが発生します。 ・乾燥した環境 エアコン、扇風機などの送風が目にあたると涙の蒸発が速くなり、乾燥しやすくなります。 秋冬の乾燥する季節も要注意です。 ・コンタクトレンズの装用 コンタクトレンズ装用時は水分の蒸発が増えてドライアイになりがちです。 特にソフトレンズは水分を多く含むので、レンズの水分と涙が一緒に蒸発してしまい、乾燥しやすくなります。 ・レーシック(近視矯正手術) レーシックの手術後は一時的に涙の分泌量やまばたきの回数が減り、ドライアイになりやすくなります。 |
②加齢 |
・涙腺の機能低下 中高年になるにつれて涙腺の機能が低下し、涙の分泌量が減少したり、蒸発しやすくなります。 |
③病気 |
・アレルギー性結膜炎 花粉、ハウスダストなどに反応して起こる「アレルギー性結膜炎」の方は、炎症により目の表面の水分が不安定になり、ドライアイになりやすくなります。 ・マイボーム腺機能不全 アイメイクのクレンジング不足などで、まぶたのふちにあるマイボーム腺という油を出す部位が詰まるとマイボーム腺の機能が悪くなります。 目に必要な油分が不足して、ドライアイになりやすくなります。 ・上輪部角結膜炎(じょうりんぶかくけつまくえん) 涙が目の表面全体に行き渡らず、慢性的に角膜の上部に傷ができる「上輪部角結膜炎」の方はドライアイになりやすくなります。 ・薬の副作用 向精神薬や血圧を下げる薬、抗コリン剤、抗がん剤の内服によってドライアイが発生することがあります。 ・シェーグレン症候群 目や口が乾燥したり、関節が痛んだりする自己免疫疾患で、ドライアイの症状がおこります。 中年の女性に多く見受けられます。 ・スティーブンス・ジョンソン症候群 薬の副作用で皮膚や粘膜に発疹などの異常が発生し、重いドライアイ症状が起こることがあります。 |
・点眼薬の使用 診察の上、症状や目の状態に合わせて「人工涙液」「ヒアルロン酸含有の点眼薬」「ムチン含有の点眼薬」などから適切な点眼薬を処方します。症状が強い方には自己血清の点眼を行うこともあります。 ・手術 点眼薬で改善しない場合に、涙の通り道である「涙点」をシリコン製やコラーゲンなどのプラグで塞ぐ手術(涙点プラグ)や涙点を縫い合わせる手術(涙点閉鎖術)を行います。 |
ドライアイが起きやすい生活習慣を改善することが大切です。次のことを心がけましょう。
・意識してまばたきをする ・目にあたらないよう、エアコンなどの空調の向きを変える ・加湿器などで保湿を心がける ・涙腺の乾きを防ぐカバーがついたドライアイ用のめがねをかける ・ビタミンAやミネラルを摂るなど |